こんにちは!世界花子です。今回は、世界一周航空券の共通ルールについてご紹介!まずは、世界一周航空券の基本的なルールについて学んでいきましょう♪
世界一周航空券のルールとは?共通ルールとアライアンスごとのルールがある!
世界一周航空券には3大アライアンスとして「スターアライアンス」「ワンワールド」「スカイチーム」の3つのアライアンスがあるとお伝えしました。
これらには「共通のルール」があり、更にアライアンスごとに「それぞれのルール」が設けられています。
ルートを組む際には、以下の2段構えでルールを確認していく必要があります!
1、共通ルールの確認を行う(スターアライアンス・ワンワールド・スカイチーム皆同じ!)
2、利用するアライアンス(航空券)のルール確認を行う
2段階になります。
ここでは、前提として「世界一周航空券を利用した世界一周旅行」として紹介をしていきますね。
世界一周航空券の共通ルールは・・・
世界一周航空券はアライアンスに関わらず共通ルールが存在します。スターアライアンスで組んでもワンワールドで組んでもスカイチームで組んでも全て共通のルールです。
【大前提となるルールという事になります!】
・航空券の有効期間は1年間
・最大利用区間数は16区間
・太平洋と大西洋を1回づつ横断する(一筆書きイメ―ジ)
・一度訪問した大陸には戻れない(一部アライアンスごとに特例を設けています)
・変更が出来る(日付変更は無料・経路変更は1回125ドル)
それでは、一つ一つ見ていきましょう!
航空券の有効期限は1年間
共通ルール1つ目!
世界一周航空券の有効期限は 1年間 です!
出発日が1月1日だった場合、航空券の有効期限は1年間なので翌年の1月1日までとなります。厳密に言うと、帰国は1月1日で日本到着が翌日の1月2日になってもok。ルール上は、1年(起点出発日の翌日から起算)となる為。あくまでも最後の国際線搭乗日が1月1日発までとなります。
ただし、ここでの注意点は、もし1年間の世界一周へ行くとした場合、当然海外旅行保険も加入していきます。海外旅行保険での1年間というのは、1月1日から12月31日までを1年間とします。
もし、1年間の海外旅行保険に加入して、帰国するのが1月1日現地発だとすると、1月1日へ日付が変わる0時から保険の適応外となってしまいます。それ以降に万が一何かあった場合、保険が適応とならないという事になります。
もう1点、注意すべき点は「有効期間に特例はなし」です。 2020年3月新型コロナウイルス感染症拡大のなかでは、既に世界一周へ出発された方が多くいらっしゃいましたが、初めの1区間を使った後に、各国の出入国の制限やフライトの運休などにより、緊急帰国しざる負えませんでした。その後、旅の再開を待っていましたが、このような現状により叶いませんでした。
その際、特例措置により航空券の払い戻しなどの対応を航空会社は行っていましたが、昨年3月時点ではこの先がどうなるのかがわからない状況下で、ほとんどの方がすぐに再開できるだろうと考えていました。
昨年3月にご出発された方の世界一周航空券の有効期間は1年、今年の3月までということになりますので、それまでに再開が出来ると皆考えていたと思います。
しかし、残念なことに現状の通り海外へ行けるどころの話ではありません。有効期間の1年間の中で再開を考えていた方は、あきらめるしかなかったのです。
航空券の払い戻しという特例措置はあっても、世界一周航空券の有効期間の延長はルール通りとなり特例措置はありませんでした。
ここ数年は、1年かけて世界一周へ行くという方は以前に比べれば少なくなったなぁという印象がありますが、本当のところはどうなのでしょう…(知りたい。。)
最大利用区間数について
共通ルール2つ目
世界一周航空券で利用できる区間数は 16区間 です!
次によくある質問で「世界一周航空券は好きなだけ周遊が出来るのか?」ということがありますが残念ながら答えはNOです。
世界一周航空券は「正規の割引運賃」であり、簡単にいうと・・・すっごくお得で安い航空券であるという事です。ここから考えられるのは、安い=制限があるという事になります。
ただし、それを踏まえても、ものすっごくお得ですので、その辺りは別の機会にご紹介いたしますね。
さて、それでは共通ルール2つめは「区間数」となります。世界一周航空券はどのアライアンスでも最大16区間と決まっています。例外はありません。 昔は最大24区間利用できました。昔を知っている人からすると、16区間と聞くと「利用できる区間数が減ったのね・・・」という事になりますね。
航空券がEチケット化されたことにより、システム上(コンピューター上?)予約できる区間数が最大16区間までとなっているので、仕方なくそうなってしまった・・・。(のかもしれません。。)
区間数のカウント方法は簡単ではありますが、このご説明は別途ご用意いたしますね。まずは例外なく全ての世界一周航空券は最大16区間まで利用可能という事になります。
太平洋と大西洋を1回づつ横断する(一筆書きイメ―ジ)
共通ルール3つ目
世界一周航空券は 太平洋と大西洋を1回づつ渡る事 です!
世界一周航空券は、太平洋と大西洋を1回づつ横断する必要があります。一筆書きのイメージです。実際の周遊時には大陸間の行き来があったりしますが、まずは大前提として3大アライアンスにおける共通ルールとして、必ず太平洋と大西洋を1回づつ横断です!
例外はないので、この点も覚えておきましょう。
・一度訪問した大陸には戻れない(一部アライアンスごとに特例を設けています)
共通ルール4つ目
世界一周航空券では 一度訪問した大陸に戻れない です!
これは例外もありますが、大前提の決まり事として、以下のような大陸間の行き来は出来ないという事になります。
アジア→ヨーロッパ→アジア
アジア→北米→アジア
ヨーロッパ→北米→ヨーロッパ
上記のような行き来は出来ません!ただし・・・
アジア⇔オセアニア、ヨーロッパ⇔アフリカ、北米⇔南米といったように南北移動についてはルール上OKとなりますが、アライアンスごとに更にここからの例外がある為、ここでは東西の大陸間移動についてはNGとなる為、その点を覚えて頂けると良いかな~と思います!
・変更が出来る(日付変更は無料・経路変更は1回125ドル)
共通ルール5つ目
世界一周航空券は 変更が出来る です!
世界一周航空券の変更料は以下となります。
日付変更=無料 経路変更=125ドル(回)
日付を変える変更は、無料ですが、経路を変える場合は1回の変更料が125ドルかかります。1回の変更料となる為、いくつかの区間で変更がある場合は1回で済ませる事で1回分の手数料で変更が出来るという事になります。
ただし、注意点として世界一周航空券を購入した所によって別途手数料がかかります!こちらに関しては「変更について」のコーナーで別途詳し~くご紹介いたします!
まずは共通ルールとしてどの世界一周航空券を使っても、変更が出来て、経路変更については有料でできるよーという事を覚えて頂ければと思います!
以上、ここまでが共通ルールのご紹介でした。次は世界一周航空券の特性(特徴)についてとなります。
世界一周航空券の特性について
世界一周航空券には大きく分けて『マイル制』『大陸制』の2つに分けられます。
マイル制とは=飛行距離で料金設定があるもの
大陸制=訪問する大陸の数で料金設定があるもの
それぞれを説明すると以下
マイル制飛行距離で料金設定があるので、日本を出発してから日本に帰ってくるまでの飛行距離(実際に世界一周航空券で飛行機に乗った区間)をトータル計算し、計算した総飛行距離がどの運賃体系に入るのかで運賃が決まってくる。
例えば、世界一周航空券で以下のようなルートを飛んだとする
東京→ニューヨーク→ロンドン→パリ→東京
これの飛行距離を計算すると・・・・16588マイルの飛行距離となるのでこの数字に該当する運賃が適応になるという事。運賃表は別途用意するので待っててね~
何しろマイル制は飛んだ飛行距離を計算したらその飛行距離数がどの運賃の枠に入るかで航空券運賃が決まってくるという事!
大陸制大陸制の航空券はその名の通り、訪問した大陸の数で料金設定があるもの。世界の大陸数は最大6大陸あるので、日本出発してからいくつの大陸に行くかによって運賃が決まる航空券。
例えば、世界一周航空券で以下のようなルートを飛んだとする
東京(アジア)→ロンドン(ヨーロッパ)→ヨハネスブルグ(南アフリカ)→サンパウロ(南米)→サンチアゴ経由→シドニー(オセアニア)→東京(アジア)
訪問した大陸は『アジア大陸』『ヨーロッパ大陸』『アフリカ大陸』『南米大陸』『オセアニア大陸』なので5大陸訪問したということになるので5大陸の運賃が適応となる。ちなみに日本出発国はアジア大陸に含まれるのでアジアは訪問大陸数に必ず入ります!(重要)
このように世界一周航空券には特性があります。
では、それぞれの世界一周航空券はアライアンス毎にどのような特性になっているのでしょうか。
以下となります!
マイル制の世界一周航空券:スターアライアンス・スカイチーム
大陸制の世界一周航空券:ワンワールド
という事でマイル制と大陸制があるという事をご理解ください。
大きく分けて2つなのでわかりやすいと思います!
世界一周航空券はお得?
共通ルールでわかる通り、世界一周航空券は1年間有効で、しかも、日付変更や経路変更が出来る航空券であるという事、そして1年間通して統一された運賃設定というのが大きい。
本来、航空券といえば、ピークシーズンである年末年始やゴールデンウィーク、夏休み、週末出発・帰着等の設定になると航空券運賃が高くなるが、この世界一周航空券ではどの出発時期にしたとしても運賃が上がったりということがない。逆に下がるという事もないのだが、これは結構大きいのだ。
1年間有効・いつ出発しても統一された運賃設定・日付変更や経路変更が出来る!しかも・・・・マイルも貯まる♪
世界一周航空券のお得さはこれだけではありませんが、今回は世界一周航空券の特性と共通ルールについてご紹介でした!