こんにちは!世界花子です♪
本日は、スターアライアンスの運賃とルールを表にまとめてみました。
特にルールについては、読み込んでいかないと何が何だかよくわからない!という事になるので極力わかりやすく、説明を入れていこうと思います。
世界一周航空券の料金表&ルール(スターアライアンス編)
こちらは2021年8月27日時点での運賃&ルールとなります。ルール改定があった際にはこちらに追記させていただきます。
スターアライアンス運賃表(2021年8月時点)
STAR1(~29000マイル) | STAR2(~34000マイル) | STAR3(~39000マイル) | |
エコノミー | 358,900円 | 422,700円 | 494,600円 |
プレミアムエコノミー | 553,800円 | 632,300円 | 734,800円 |
ビジネスクラス | 705,500円 | 822,000円 | 958,900円 |
ファーストクラス | 1,141,000円 | 1,344,000円 | 1,504,800円 |
小児・幼児運賃
小児(座席利用)と幼児については、座席を利用(占有)するかどうかと、予約クラスによって運賃額の割合が決まっています。
小児とは=2歳~12歳未満
幼児とは=0歳~2歳未満
エコノミークラス/プレミアムエコノミークラス利用時
<小児と席を利用する幼児>
適応となる大人運賃の75%
※小児は席を利用しますが、幼児は席を利用する場合と利用しない場合があります。
<幼児/席利用しない>
1人目は大人運賃の10%(※旅行中に満2歳になる場合全旅程に小児運賃適応)
ビジネスクラス/ファーストクラス利用時
<小児と席を利用する幼児>
大人運賃と同額
<幼児/席利用しない>
大人運賃の10%(※旅行中に満2歳になる場合は、旅程に大人運賃を適応)
発券期限について(いつまでに航空券は決定する?)
航空券には必ず航空会社が定めた「この日までに発券をしなければならない」と決められている日があります。
「発券」とは、予約したフライトを確定し航空券を発券するというイメージです。昔は、搭乗券のような形のものが発券されましたので、世界一周航空券も同様に24枚の搭乗券の束でした。(当時は24区間使えたので・・・)
現在は全て予約はコンピューターで管理されており、「発券」とはいっても実際に発券されるのは、A4サイズの紙ペラ1枚のEチケット控えとなります。
航空会社が決めた発券する日までにフライトや日程を全て確定させる事が必要ということになります。
スターアライアンスの発券日は以下の通り
エコノミークラス/プレミアムエコノミークラスの発券期限
出発30日前までに予約した場合、出発21日前までに発券を完了する
出発29日~8日前までに予約した場合、出発7日前までに発券を完了する
出発7日前以降に予約した場合、出発24時間前までに発券を完了する
ビジネスクラス/ファーストクラス
出発24時間前までに発券を完了する
発券期限は決まっているけど、これがすべてではない。
少し複雑になりますが、実はルール上は、上記のように決まっているものの、実際には様子が異なります。
世界一周航空券を「どこで購入するか?」によっても変わってきます。
こちらに関しては、「発券について」のコーナーで別途ご紹介予定となります。今は上記ルールをわかっていればokです!
必要最低旅行日数
世界一周航空券で組む際に、必要旅行日数というものがあります。これは、どのアライアンスにも設定があります。
最低限必要な日数という事になります。その設定された日数に満たない場合は、利用不可という事になります。
スターアライアンスでは、予約するクラスによって異なります。
エコノミークラス/プレミアムエコノミー利用時
必要最低旅行日数:初めの国際線搭乗日から3日目以降(最後の国際線搭乗が3日目以降となります。)
例:9月1日出発+3日=9月4日(※日本へ向けての帰国便利用は9月4日以降となる。)
ビジネスクラス/ファーストクラス利用時
必要最低旅行日数:初めの国際線搭乗日から10日目以降(最後の国際線搭乗が10日目以降となります。)
例:9月1日出発+10日=9月11日(※日本へ向けての帰国便利用は9月11日以降となる。)
途中降機と乗り継ぎの条件
★途中降機とは、24時間以上滞在する事
★乗り換え(乗り継ぎ)とは24時間以内に乗り継ぎをする事
途中降機の条件
全旅程内で、途中降機は最低2回~15回まで
同一国での途中降機は3回まで
米国本土での途中降機は5回まで(※⽶国とは、ハワイ州、アラスカ州を除く⽶国48州)
滞在は各都市1回のみ
乗り換え(乗り継ぎ)の条件
同一国での国際線の出発と到着はそれぞれ4回まで
出発国内での国内線~国内線・国際線~国際線の乗継はそれぞれ4回まで
同一都市での乗り継ぎは3回まで
サーフェス(各自移動区間)オープンジョーの設定
サーフェスは、全旅程内で最大5回まで可
サーフェス(各自移動区間)については、全体のルートの中で最大5回まで利用が可能ですが、注意が必要なポイントでもあります。
まず、サーフェス区間は、全体の区間数をカウントする際に各自移動区間としてカウントします。
例:東京→バンコク//シンガポール→フランクフルト・・・
上記のようなルートで、バンコクに降り立ち、シンガポールまで自力移動し、シンガポールから再度世界一周航空券を利用するといった場合、バンコクからシンガポールの間は1区間としてカウントする事。
その為、上記は東京→バンコクで1区間目、バンコクからシンガポールで2区間目、シンガポールからフランクフルトまで3区間目とカウントしていき、最大16区間まで組めるという事になります。
ただし、スターアライアンスはマイル制の航空券となり、飛行距離で運賃額が決まります。各自移動区間である、バンコクからシンガポールは、世界一周航空券使ってないから飛行距離は関係ないのでは?と思われがちだが、それはちょっと違う。
各自移動区間も直線距離で(飛行機で飛んだとして仮定し)飛行距離を計算されてしまいます。ここが注意点となります。
各自移動区間=区間数としてカウントし飛行距離も追加される
旅程の中で初めの大陸横断便のサーフェスは不可
出発後の一番初めの大陸横断便でサーフェスの設定は出来ません。
例えば、以下のように日本出発後、アジア大陸からヨーロッパ大陸へ移動する際にここの大陸横断を鉄道の陸路で移動するパターンですが、こちらのような設定は不可という事になります。
例:日本→北京//シベリア鉄道でモスクワまで//モスクワ→フランクフルト・・・・
では、上記のように組みたい場合、どうするか・・・ですが、この場合は、日本から東回りにして日本→北米→ヨーロッパ//アジア→日本と最後に持ってくる形であればokという事になります。
東京→ニューヨーク→フランクフルト→ロシア//シベリア鉄道//北京→東京
こんな感じですね!
マルチエアポートも区間数のカウント対象
同じ都市の中に空港がいくつかある場合、到着した空港と出発する空港の場所が異なる場合、同じ都市でもマルチエアポートとして区間数をカウントします!
例:伊丹→羽田//成田→ロサンゼルス
(羽田と成田は東京となりますが、空港間は各自移動が必要で区間数を1区間とカウントします。)
例:羽田→ニューヨーク(JFK)//ニューヨーク(EWR)→マイアミ・・・
(ニューヨークに空港はいくつかありますが、上記のようにJFK空港に到着して、次はニューアーク空港から出発するといった場合、ジョンFケネディ空港からニューアークまでは各自移動となるのでその空港間の移動は各自移動となり、区間数もカウントされます。
ここがポイント!
マルチエアポートはルートを組む上で、注意が必要です。どうしてもこのような空港の組み合わせでないとフライトが飛んでいなくて、ルートが組めない以外では、区間数節約の為、極力マルチエアポートは使わない。その分を他の区間で使ったほうがよりお得だから!です。
経路規定
出発国から太平洋と大西洋を1回づつ横断して出発地に戻る事
出発地を経由して第3都市への訪問は不可
払い戻しについて
航空券を取消して払い戻しをする場合、出発前と出発後では異なります!
<航空券を発券した後、出発前に取消をする場合>
払戻手数料:150ドル(小児・幼児同額です)※本人や同行者、家族が亡くなった場合などは証明書を出すことで手数料は無料となる。
150ドルを支払い、残額が返金となる。
<出発後の取消の場合>
実際に利用した区間の正規運賃を算出し、その金額と世界一周運賃の差額を計算し、算出した正規運賃額が世界一周運賃を下回った場合、払い戻し手数料150ドルで払い戻しの対象となりますが、ほとんどのケースで世界一周運賃を上回ります。
例えば、世界一周航空券のエコノミークラスで日本からパリ区間を使った後、何らかの理由により帰国しなければならず、航空券をキャンセルするといった場合、まずは日本からパリの正規運賃を計算します。実際に航空会社でどういった計算をされているかは謎ですが、割引なしの運賃で計算してそれが世界一周航空券より上回るのか下回るのかで返金がある・ないが決まってくるのであくまでも参考程度ということになりますが・・・
2021年現在、ANAのエコノミークラス「Full Flex」で東京からパリの区間は397,000円となっています。割引なしの運賃はめちゃくちゃ高いですね・・・
では、その金額は世界一周航空券の運賃を下回っているのかどうかですが、以下
①世界一周航空券利用 スターアライアンスSTAR1 基本運賃額:358,900円
②正規運賃 東京→パリ 基本運賃額:397,000円~
比べると、正規運賃の方が高いので、この場合払戻しはなしという事になります!
見て頂くとわかる通り、世界一周航空券は1区間でも利用してしまうと、ほぼ払い戻しはないということが多いです。理由はそれだけ正規運賃で購入する航空券は高く、世界一周航空券は大変安い券種であるということがわかります。
世界一周航空券は正規の割引運賃です。
サーチャージ
スターアライアンスでは、あるフライトを使うと、追加でサーチャージ(追加料金)がかかる場合があります。理由は簡単で、世界一周航空券はめちゃくちゃ安いから、もし良い機材に乗りたいなら追加料金を払ってね・・・という航空会社の意図があります。
今のところ、スターアライアンス世界一周航空券で、アシアナ航空のビジネスクラスとファーストクラスを利用する場合に、以下の機材であれば追加料金がかかるという事になります。
例:ファーストクラス利用時(ソウルから以下の区間をA380使う時)
ソウル→ニューヨーク/ロサンゼルス/フランクフルト A388(A380) 1100ドル追加
このようにビジネスクラスの方も追加チャージがかかる路線・機材があります!
以前はシンガポール航空も対象でしたが今のところアシアナ航空のみなので、利用する場合は注意しよう!
無料手荷物許容量
無料で預けられるお荷物は利用するクラスによって異なります。また、提携航空会社によっても若干異なる場合があるようです。こちらでは基本のルールをご紹介します。
エコノミークラス/プレミアムエコノミークラス
1ピース20キロまで
ビジネスクラス
2ピース合計30キロまで
ファーストクラス
2ピース合計40キロまで
上記のように決まっていますが、世界一周のようなたくさんの国を周る周遊旅の場合、お荷物は最低限12~15キロ以内に収めることを目指しましょう。
国際線は上記の規定ルールで問題ございませんが、国内で利用するLCCなどはお荷物は別料金となったり、重量に関してはもっと厳しくなります。
極力お荷物は少なく・・・ですね。
スターアライアンスのルールについて
いかがでしたでしょうか?
どれも、ルートを組む上で必要で重要なルールですので、参考にしてみてください。
今はデザインまで追い付かず、見にくいかもしれませんが、いずれもっとわかりやすくまとめていきたいと思います。